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家政婦のミタをミタ

家政婦のミタ

家政婦のミタをミタ
Pen : Pilot - Custom 92 (M)
Ink : Pilot - Murasakishikibu

自己管理の苦手ななまけものにとって、「常習性」という言葉は非常に大事なキーワードになります。たとえば、私はテレビゲームをやりません。興味がないのではありません。やり始めると時間を忘れて没頭してしまう、堕落型の自分がわかっているからこそ、手を出さないのです。最近人気のドラマも見ないようにしていますし、何十巻もある漫画も、内容に関係なく、「長い」という時点で避けるようにしています。

本田直之 : なまけもののあなたがうまくいく57の法則

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自分はつくづくナマケモノだと思います。子供の頃から今に至るまで、その性向は変わりません。

小学生の頃のソロバンの授業でも、「こんなものは将来、計算機でやることだから不要」 と考えて一切やらず、テストの時は前の席のソロバンが得意な友人を拝み倒してカンニングさせてもらうという、今考えるとトンデモナイ子供でした。

親からは 「漢字を書けないと苦労するよ」、そして 「字が汚いから直しなさい」 と繰り返し注意されてきましたが、「将来はコンピューターで文字を書くようになるから不要だ」 と屁理屈言って譲りませんでした。当然ながら大学受験のときは、漢字の部分は毎回0点で、ハンディを負うことになりました。ただし、字に関しては、「やっぱり下手な字はカッコ悪い」 と考えるようになり、ようやく最近になって努力するようになりましたが。

そんな私にとって、本田直之さんの 「なまけもののあなたがうまくいく57の法則」 という本は、共感する部分が数多くありました。
なまけもののあなたがうまくいく57の法則

なかでも、本を読んであらためて気付いたのは、自分は連続ドラマというものをほとんど観てこなかった、ということです。子供の頃から無意識のうちに、「自分はナマケモノなのだから、連続ドラマを封印せねば、どこまでも堕ちてゆくばかりだ」 と感じていたのでしょう。

「ガンダム」 からはじまり、
ガンダム 元祖

「3年B組金八先生」、「スクールウォーズ」、「東京ラブストーリー」、「ラブジェネレーション」、、、NHKの大河ドラマや連続テレビ小説も、もちろん観たことはありません。

友人との会話についていけず、寂しい思いをしましたが、それも 「ナマケモノの代償だから」 と諦めました。

そんな私でしたが、先日、「家政婦のミタ」 を全話、観てしまったのです。

きっかけはヨーロッパ出張でした。機内で映画を観ようとしたところ、興味をひく映画がありませんでした。

そこで目に止まったのが 「家政婦のミタ」 でした。どんな内容かは知らずとも、大ヒットしたドラマであることは知っていました。

第一話だけを暇つぶしに観るつもりだったのです。しかし、「ミタさんって何者? 彼女の隠された過去は何?」 と引きずり込まれ、止められなくなってしまいました。時差もあるから疲れをとるために眠らねばならないのに、それも忘れてドラマに熱中するばかり。

往路のフライトでは全話を見切れず、復路のフライトでようやく最終話まで到達することができました。全然寝れなかったため、出張後は体調を回復するのに時間を要してしまいました。

正直に言いますと、最後の数話は、もう少しうまいまとめ方があったのではないかと思います。それでも、高視聴率をとった理由がよくわかる、面白いドラマでした。「ドラマの脚本家は、こうやって視聴者を毎週引きつけるのか」 ということがわかった気がします。

連続ドラマが面白いものだということはわかりましたが、それでもおそらく今後、連続ドラマを観ることはないだろうなあ、と思います。

ドラマの場合、一度引き込まれてしまうと、自分の性格では途中で止められません。今回の 「家政婦のミタ」 でそれがよくわかりました。

家政婦のミタは全11話。コマーシャルを除いて1話あたり45分としても、計500分を費やしたことになります。

計500分のドラマを1年で10本観たら、5千分。10年で5万分。そう考えると代償は大きいです。

自分は 「ドラマを観て時間を消費する代わりに、残りの時間は有効に使おう」 なんて、立派な切り替えができる人間ではありません。根っからのナマケモノであるがゆえに、残念ながら 「ドラマは足を踏み入れてはならない禁断の世界」 と自らを律する他、ないのです。

将来、老人ホームに入ることになって、まわりが 「ラブジェネレーションの頃のキムタク、カッコ良かった!」
キムタク ラブジェネ

なんて盛り上がっても、自分は浮いているのでしょうねえ。「家政婦のミタ、くらいは見たよ」 とでも言ってがんばりますか。
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