スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

人生の楽しさは趣味の数に比例する

一生役立つ学ぶ力
Pen : Pilot – Elabo (SF)
Ink : Sailor – Okuyama

教師生活を人生の本筋とするならば、これらの趣味はまさに人生の 「横道」。それればそれるほど楽しみも増すわけです。そして、横道がたくさんあればあるほど、人生が豊かになりますし、知識も広がってゆきます。

橋本 武 : 伝説の灘校教師が教える 一生役立つ学ぶ力
====================

日本で最も勉強のできる生徒が集まる学校といえば、灘校でしょう。
灘校

灘校の橋本先生は (2013年に逝去)、国語の授業で教科書を一切使わず、中勘助の小説 「銀の匙」を3年間かけて読むというユニークな授業で有名な方でした。
橋本 武 先生

橋本先生がいったいどんな授業をなされていたのか。私は娘の教育という観点から興味をもって、「伝説の灘校教師が教える 一生役立つ学ぶ力」 という本を読んでみました。

先生の授業の進め方は、本をじっくり読みながら、気になる箇所を掘り下げてどんどん横道へそれてゆく、というものでした。例えば、「漢方」 という言葉が本の中に出てきたら、漢方の発祥のエピソードから現代の日本における漢方の影響まで調べていったりするのです。こんなかんじで、一冊の本を読むのに3年もかけてゆく授業だったそうです。

橋本先生が生徒に伝えたかったのは何だったのでしょう。私は 「知的好奇心をもって学ぶことの楽しさ」 だったのではないかと思うのです。言い換えるならば、「人生を楽しむコツ」 を伝えたかったのでしょう。

そんな橋本先生は、「人生の楽しさは趣味の数に比例する」 という章で、上述の言葉を遺されています。

橋本先生が趣味とされていたのは 「カメラ、8ミリ、国内旅行、郷土玩具・カエルグッズ厚め、おしゃれ、茶の湯、お能、短歌・俳句づくり、謡曲、歌舞伎・人形浄瑠璃などの観劇、社交ダンス、宝塚鑑賞」 だったとのこと。

私も自分で多趣味だと思っていましたが、橋本先生には遠く及びません。そんな私でも 「人生の楽しさは趣味の数に比例する」 という先生の言葉は、わかるような気がします。

ひとつの趣味をある程度のレベルまで極めてゆこうとすると、その過程で知りたいこと、学びたいことがどんどん出てきて 「横道」 に入らざるをえません。その 「横道」 について調べてゆくと、また別な 「横道」 がでてきます。そこを進むとまた新たな 「横道」 が、、、という繰り返しで、いつのまにか多趣味になっているというのが、知的生活者としてあるべき、本来の姿ではないでしょうか。

そのようにして趣味を多く持つようになった人は、人生を楽しんでいると思うのです。

逆に言うならば、趣味を持たない人は、人生を楽しめていないということになります。

「趣味に追われてばかりいると、仕事がおろそかになりやしないか」 という考え方もあるかもしれません。

その点に関して、橋本先生は次のように述べておられます。

====================
とにかく、自分なりの関心をもって 「横道」 にそれれば、それだけ理解度も高まります。また、その 「横道」 はゴルフでも囲碁・将棋でも野球観戦でも何でもかまいません。そうして 「横道」 にすっかりそれたあとに、改めて本筋を見てみる、本筋に戻ってみる。すると、本筋たる勉強や仕事はきっと前よりずっと豊かになるでしょう。
====================

すなわち、
・知に対して貪欲であれば多趣味となり
・多趣味であれば仕事を楽しむことができ
・仕事を楽しむことができれば人生を楽しむことができる

ということなのです。

そんなわけで、自己紹介の際、「私は無趣味です」 と述べられる方は、「私は仕事も人生も楽しんでいません」 と宣言していることに等しいと、僭越ながら私には思えてしまいます。

しかし残念ながら、ここ最近、無趣味の人が急速に増えているようにみえます。

その最大の要因はスマホです。自分の自由時間の大半をスマホに費やす人の比率は高まる一方ではないでしょうか。

レストランでは、互いに話すこともなく、スマホをチャカチャカいじってばかりのカップルをよく目にします。それが現代の愛の姿だと言われればそうなのかもしれません。

しかし、そうしたカップルは親になってもスマホから離れられないでしょう。ファミレスでスマホをいじくっている親の間で、寂しそうにポツンと取り残される子供の姿が目に浮かびます。かわいそうでなりません。

私のように、「電話で話す用途以外に、スマホは一切使わない」 なんて人間は極端すぎるにせよ、現代は 「スマホからどこまで離れることができるか」 で、人生の豊かさのを測れる時代になったとも言えるのではないでしょうか。
関連記事

コメント

非公開コメント

カレンダー
06 | 2018/07 | 08
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
438位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
哲学・思想
44位
アクセスランキングを見る>>
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。