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頭の良い男とは

頭の良い男とは
Pen : Pilot Justus (M)
Ink : Sailor Miruai

日本では、教育はあっても教養のない男 (これは女でも同じだが) は、まったくはいて捨てるほど多い。
つまり、ここで言いたい 「頭の良い男」 とは、なにごとも自らの頭で考え、それにもとづいて判断をくだし、ために偏見にとらわれず、なにかの主義主張にこり固まった人々に比べて柔軟性に富み、それでいて鋭く深い洞察力を持つ男、ということになる。
なんのことはない、よく言われる自分自身の 「哲学」 を持っている人ということだが、哲学と言ったってなにもむずかしい学問を指すわけではなく、ものごとに対処する 「姿勢 (スタイル)」 を持っているかいないかの問題なのだ。だから、年齢にも関係なく、社会的地位や教育の高低にも関係なく、持つ人と持たない人のちがいしか存在しない。

塩野七生 : 男たちへ
===================

前稿に続き、塩野七生さんの 「男たちへ」 に出ていた言葉です。
男たちへ

この 「男たちへ」 は、資生堂のPR誌、「花椿」 に連載されてたものです。

読者層がほとんど女性である 「花椿」 に、「男たちへ」 という連載。よく考えると妙な組み合わせです。

このギャップに込められた、資生堂、そして塩野さんの狙いは何だったのでしょうか。

おそらく、「塩野さんから男性に対するメッセージ」 という形を借りて、日本の女性たちに気付きを与えることを狙ったのではないか。私はそう思います。

女性作家に「日本の女性の皆さん、もっと目覚めなさい!」 なんていうスタンスの文章を見せられたら、女性は 「なによ、この人、偉そうに!」 と、カチンと来るでしょう。けれども、男たちに対するメッセージの形をとるならば、「そう、わたしもそう思ってたのよ!」 と共感してくれます。これはうまい作戦だったと思います。

一方、男性は、同性の作家に 「だから日本の男たちはダメなんだよ」 と言われても、「この野郎、、ふざけんな!」 とはあまり思いません。例えば、村上 龍さんの 「すべての男は消耗品である」 は、私の好きな本ですけれど、こうした男性の心理をうまく突いていると思います。

そう考えると、男性よりも女性の方が、全般的にプライドは高いのかもしれませんね。

話はそれましたが、「頭の良い人」 の話に戻ります。

「頭の良い人」 とは具体的にどんな人を指すのでしょう?

塩野さんは 「頭の良い人」 を 「ものごとに対処する姿勢(スタイル)を持っている人」 としています。

ここで言う 「姿勢 (スタイル)」 とは何でしょうか。私は 「美的センス」 と解釈しました。

つまり、「ものごとへの対処が美しい人」 ということになります。これを短く言うなら、「品格のある人」 ということになるでしょう。そうしたことから、「頭の良い人」 とは「品格のある人」、というのが私の結論です。

「偏見にとらわれず、柔軟性に富み、それでいて鋭く深い洞察力を持つ人」 とも塩野さんは述べておられますが、これも一言で言うなら 「品格のある人」 となります。品格のある人に、人はついてゆきます。

仕事をすすめるうえで、多くの人々の意見をまとめ上げるのは大変難しいこと。そのためのリーダーシップにも様々なタイプがありますけれど、社会の成熟度が進めば進むほど、「品格によるリーダーシップ」 が重要になってくると私は感じています。

ところで、塩野さんは 「(スタイル)を持つ人と持たない人のちがいしか存在しない」 とも述べています。

自分のまわりを振り返ってみると、「持たない人」 の方が多いですね。「類は友を呼ぶ」 と言いますから、私自身も 「持たない人」 なのでしょうか。。。 まずいなあ。
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