
酒を傾けながらボケッとしているとき、リタイア後の生活を妄想するのが好きです。
今の仕事は楽しいし、やりがいもあり、ありがたく思っています。その一方で、今の仕事以外にもやりたいことがたくさんあるのです。もっと本を読みたい、写真を撮りたい、文も書きたい、絵も描きたい、料理をしたい、農業をかじってみたい。。。
生涯、仕事一筋に打ち込む人生もカッコいいと思います。しかし、一度しかない人生ですから、私は様々なことにチャレンジしてみたいのです。
では、そのセミリタイア生活をどこで過ごすか?
私は居住地の選択にあたり、次の4点を重要視しています。
1) 歴史の面影が感じられるところ - 例えば東京の場合、近年に街づくりがなされた湾岸エリアのようなところは苦手です。それよりも、江戸や明治の痕跡がある下町や山の手が好みです。
2) 自然を感じられるところ - できれば、山、川、海といった自然を眺め、散歩できる環境にあこがれます。
3) 冬の寒さが厳しくないところ - 雪に閉ざされる生活は経験してことがないので、今から適合するのは厳しいです。
4) 温泉好きなので、できれば魅力的な温泉を楽しめるところ
なかなか全ての条件を満たす地はありません。以前、
「現役引退後、どこに住むか」 という稿でお伝えした候補地は、那須、別府、京都、神戸、沖縄、山陰といったところでした。
そんな私にとって、急浮上してきた地が琵琶湖です。

きっかけは滋賀出身の方と 「どこでリタイア生活をおくるか」 と話したときでした。その方から、「あまり知られていないのですが、滋賀っていいんでよ。琵琶湖南部は住みやすいです」 とオススメを受けました。
私は全く知らなかったのですが、滋賀の県庁所在地の大津って、実は京都にとても近いのです。快速でたったの10分です。大阪までだって、快速で40分。
京都に住んで、名所旧跡をまわり、美しい写真を撮って楽しみたいという思いはあるものの、不動産価格は高いし、気候も厳しいようなので、住むというのはどうかなあ、という思いはありました。しかし、琵琶湖南部ならば、ほとんど京都郊外のようなものです。しかも;
・ 眺望は最高 (湖だけでなく、比叡山などの山も楽しめます)
・ 不動産価格も京都より安い
・ 気候も京都より過ごしやすい
・ 海辺に住むと被る可能性のある塩害も無い
と良いことずくめ。
滋賀の方には申し訳ありませんが、滋賀は京都というブランドに隠れて、どうしてもマイナーなイメージがあります。私も足を踏み入れたことは無いですし、親戚もおりません。しかし、冷静に考えてみると、琵琶湖南部はとても魅力的なエリアだと思うんですね。
京都散策以外にも、こんな楽しみ方ができそうです。
・ 正月は近江神宮で、かるた名人戦を観戦


・ 桜の季節には、三井寺で花見

・ 夏の琵琶湖花火大会

・ 新緑や紅葉の季節には比叡山ハイキング
・ 琵琶湖でのブラックバス釣り
・ 琵琶湖沿いのジョギング

京都へ行かなくても、琵琶湖周辺だけで楽しいことが一杯あって、全然飽きないかんじです。
難点は、魅力的な温泉がまわりに無いこと、レストランのレベルがあまり高くないことくらいでしょうか。レストランは京都や大阪まで足を伸ばせばOKですけれど、温泉はガマンするしかないですね。

「神戸なら住んでもいいわよ」 と言っていた妻も、「ビワコ、ビワコ」 と言いつづける私に洗脳されたのか、最近はあまり 「琵琶湖移住計画」 に拒否反応は示さなくなってきました。はたして10年後、我が家はどこに住んでいるのでしょうか?
- 関連記事
-