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人生はわずか1点差で決まる

人生はわずか1点差で決まっている
ペリカン - M400 トータスシェル/ホワイト 細字 : ペン
ペリカン - ブラウン : インク

「惜しかったねえ、室井くん、2点差だったよ」
1週間後、自宅を訪ねた室井に、伊藤は入試の結果を告げた。
「そうですか・・・。たった2点、足りなかったんですか・・・」
室井の口からコトバが発せられたとたん、伊藤の表情が変わった。
「『たった2点』などと言ってはだめだ」
伊藤は怖い顔をして叱った。
「よく考えてごらんなさい。1点の線上に、受験生が300人もいるんだよ」
伊藤の口調は厳しかった。
(中略)
「あの時、初めて『人生は1点差、2点差で決まる』ということを知りました。『たった2点』と言った自分を、伊藤先生は叱ってくれた。小さな差として見過ごしているものの中に、じつは大きな違いが含まれていることを、身をもって知ったんです」

山下柚実 : 客はアートでやって来る
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大学受験の時まで、まともに勉強をしたことがなかった私は、受験科目が少ない私立文系を目指すしか道がありませんでした。

高校三年生のときに代々木ゼミナールの「早稲田模試」を受けてみたところ、結果は忘れもしない、偏差値37。模試受験者の中でほぼ最下位。覚悟はしていたものの、さすがにこの時はヘコみました。

無謀を承知で、現役のとき早稲田を受験してみて意外なことを知りました。不合格となった受験生は、大学に依頼すれば、何点差で落ちたのか教えてくれるというのです。こんなことをやってくれる大学は、私の知る限り、早稲田だけでした。結果は当然ながら、合格ラインには遠く及びませんでした。しかし、公明正大に事実を伝えてくれるその姿勢をみて、私は「早稲田っていいなあ」と思いました。

一浪のときは「合格したかも」という手ごたえを感じたものの、結果は不合格。3点差でした。

わずか3点・・・ 悔やみきれない思いだったことを覚えています。 一度は他の大学へ行く決意を固めたのですが、夢をあきらめきれず、もう一年浪人する選択をし、二浪目に早稲田に合格できました。

上に掲げた文は、栃木県の板室温泉にある大黒屋 (下の写真) の社長、室井俊二さんが早稲田を現役受験された際のエピソードです。 (*室井さんは一浪後、早稲田に合格されました)。
板室温泉 大黒屋

室井さんのおっしゃるとおり、「人生は1点差、2点差で決まる」 のだと思います。

お金が関与するか否かは別にして、全てのビジネスは売り手と買い手がいます。大学受験や就職試験であれば、自分は売り手、大学や企業が買い手になります。プロのサッカーチームなら、選手が売り手、監督が買い手です。

買い手からみると、売り手の1点差はよく見えます。

例えば近所に似たようなレストランがふたつあるとして、客がどちらを選ぶかの理由は、「女将さんの笑顔を見ると元気になるから」 というようなわずか1点差だったりするわけです。 

しかし、売り手からは、この1点差はなかなか見えません。それどころか、勝敗はわずか1点差で決まっていることにすら、気づいていない売り手がほとんどなのです。逆に言うなら、「勝敗はわずか1点差で決まっている」 ということに気づいている売り手は、すでに勝者側にいると言えるでしょう。

プロフェッショナルとは、「見えない1点を見つける」 という意識で日々格闘している人、といえるかもしれません。
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