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早稲田の理系脳、慶応の文系脳

早稲田と慶応

シェーファー - プレリュードSC : ペン
エルバン - グリーンとブルーのブレンド :インク

早稲田出身者いうのは、かなり弁が立つ。きちっと理路整然。慶応はどちらかというと、まあ仲良くやろうという感じやね。
早稲田はどちらかというと一匹狼で頑固。そういう意味で「理系的」やな。自分の意見を持ってなかなか譲らない。慶応は「典型的な文系」やわな。

岡藤正広 (伊藤忠商事社長): アエラ 2015年4月13日号

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私は早稲田大学に憧れ、二年浪人した後に入学し、卒業しました。

憧れて入ったわりには、大学にはほとんど行かず、六大学野球やラグビーの応援も全然行かない学生でした。けれども、4年間の自由を与えてくれた早稲田のおかげで今の自分があるわけですから、大学には感謝しています。

「早慶」とよく言われますが、最近の受験生は両校に合格したら、ほとんどは慶応に行くようです。早稲田OBとしては、正直、寂しい思いがあるものの、時代の流れゆえ、受け止めるしかありません。

早稲田凋落の最大の原因は、マスコミがパワーを失ったことにあると私は考えています。

新聞、雑誌やテレビといった、マスコミ業界では、なぜか早大出身者をよく目にします。それに対して、大手民間企業の幹部は、早大卒よりも慶大卒の方が圧倒的に多いですね。

IT革命が起こる前、さらに言うならば東西冷戦が終結する前、マスコミは現在よりもはるかに強いパワーを持っていました。それが早稲田の人気を支えていた面は否定できません。

しかし、新聞や雑誌の購読者数は減少し続け、テレビの視聴率低下も歯止めが効かない時代になってしまいました。

慶応が受験生の人気を集めたというよりは、マスコミ業界への就職に強いという評判にあぐらをかいていた早稲田が勝手に落ちていった、というのが実態ではないでしょうか。

さて、民間企業に勤務して20年以上、私も自分の会社内はもちろん、他企業も含めて多くのなビジネスマンを見てきた結果、早大出身者と慶大出身者との間にカラーの違いがあることに気づきました。

俗に「早稲田マン」、「慶応ボーイ」と呼ばれますが、それだけではない、仕事や考え方のスタイルの差を感じるのです。

自分はそれを表現するコトバを持っていませんでしたが、上述の岡藤さんのコメントを見て「これだ!」と思いました。

早稲田は理系脳、慶応は文系脳なんですね。

岡藤さんが述べられているように、早稲田の人は理系脳ですから、筋を通すことにこだわる人が多いように思います。このような思考特性はマスコミ業界に合っています。筋のとおらない事はマスコミが断固たる決意をもって批判しないと、ナチスドイツや旧ソ連共産党のような一党独裁の世の中になっていってしまいますから。
ナチスドイツ

ソ連共産党

一方、文系脳の慶応の人は思考が柔軟であり、これはビジネスや外交の世界に合っています。利害の対立する者同士が交渉において合意に至るためには、理屈だけではうまくいきません。ある程度のいいかげんさを持って互いに譲り合う、「情緒」の世界が必要になってきます。

(早稲田の人、慶応の人、と記しましたが、これは私の持つ勝手なイメージにすぎません)

それにしても、大学で過ごす期間は通常4年間しかないのに、なぜこれほどカラーの違いが出るのでしょう?

私は、もし人に魂というものがもしあるのならば、組織にも魂があると思うのです。組織は学問上の生物ではありませんが、現代社会における典型的な組織である法人の場合、「法人」という名からもわかるとおり、人格を持った存在ではないでしょうか。すなわち、人間の目には見えないけれど、法人は自らの魂を持った存在。私はそう考えます。

ですので、大学という組織にも魂があり、その一員になった人には、大学の魂が植え付けられるのです。当然、企業にも魂がありますし、国家にも魂があります。それを「社風」とか「国民性」と我々は言っていますが、そんなよそよそしいコトバではなく、生々しく「魂」というコトバでとらえるべきだと考えます。

我々、ひとりひとりの魂は、持って生まれた大本の魂の中に、生きてゆく過程で経てきた組織の魂がいくつも組み込まれて、その人ならではの魂に育ってゆきます。早大卒の人には「早稲田魂」が、慶大卒の人には「慶応魂」が入っているのです。それが日々の行動や思考の違いとなって現れてくるのではないでしょうか。

「組織の魂が自分の魂の中に組み込まれている」、そう考えると、組織も自分の身体の一部のようなものということになりますね。「会社をもっと良くしていかないと」 とか、「日本をもっと良くしていかないと」 という思いは、そんなところから芽生えてくるはずです。

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(2105年8月15日追記)

社会人になってから、早稲田と慶応のカラーの違いを感じる出来事がありました。

私が海外駐在していたときです。

その町に駐在する早稲田大学のOB会をやることになりました。幹事は応援部タイプの熱血早稲田マンでした。

日本料理屋で開かれたその同窓会、幹事さんより 「今日は偶然にも、このレストランの二階で慶応OB会が開かれているんですよ」 という話がありました。

その宴会も終わりに近づいたころ、二階から慶応の応援歌 「若き血」 が聞こえてきました。

慶応が 「若き血」 を歌うなら、早稲田はその応援歌 「紺碧の空」、と思ったのでしょう。
紺碧の空

幹事さんは立ち上がり、声を張り上げました。

「よし! 我々も、紺碧を歌いましょう!!」

その瞬間、20名近くいたメンバーの表情が今も忘れられません。

「え~?」 っと皆、氷ついたのです。

その瞬間、「あ~、これが早稲田だ」 と思いました。 早稲田の人って、愛校心が薄いんですよね。また、早稲田のOB同士も同属意識は低いように思います。要するに、「早稲田」 という大学に、自分のアイデンティを見い出していないわけです。個人差はありますけれど、慶応出身の方々とは、この点で大きな違いを感じます。

さて、話の続きですが、私は、この同窓会のためにがんばってくれた幹事さんに悪いなと思って、「皆さん、せっかくなので歌いましょうよ」 と声をかけ、半ば無理矢理、立ち上がらせて、 「紺碧の空」 を歌いました。しかし、幹事さん以外は皆、やる気がないので、えらく盛り下がったのを覚えています。私の駐在時、それ以後、早稲田OB会が開かれることは二度とありませんでした。
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