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笹崎里菜アナの内定取り消し問題で思うこと

笹崎アナ
モモ・デザイン トルク (デルタ) : ペン
ターコイズ (シェーファー) : インク


日本テレビの大久保好男社長(64)は29日、都内で定例会見を開き、4月に入社した笹崎里菜アナウンサー(23)について、「はつらつとしている」と高評価した。

デイリースポーツ (2015年6月29日)

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女性アナウンサーが芸能タレントのような存在になったのはバブル経済の頃からでしょうか。私はいまだに 「女子アナ」 をタレント扱いする風潮に違和感を感じますが。。。 そんなわけで、知っている女子アナはほとんどおらず、飲み会でこの話題になるとついていけずに困っています。

そんな女子アナ界に、今年は話題の新人がデビューしました。銀座のクラブでホステスのアルバイトをしていた過去を理由に、一度は内定取り消しを受けた日本テレビの笹崎里菜アナウンサーです。

笹崎里菜アナウンサー

この事件の経緯をご存知ない方のために、簡単にお伝えします。

1)日テレは笹崎さんに内定を通知。
2)笹崎さんは日テレの人事担当者に、クラブでのアルバイト経験があることを相談。
3)日テレは 「アナウンサーには高度の清廉性が求められる」 ことを理由に内定を取り消し。
4)笹崎さんは内定取り消しを不服として提訴。
5)最終的には両者で和解が成立し、笹崎さんの入社が決定。

この裁判の焦点はいくつかありましたが、私の関心は一点でした。

それは「アナウンサーには高度の清廉性が求められる」と主張した日テレと、「ホステス経験で清廉性に欠けるというのは偏見」という反論した笹崎さんの意見の相違です。

タレント化している現在の 「女子アナ」 という職業に 「清廉性」 が必要なのかという疑問はあるものの、ニュースを読み上げることもあるアナウンサーという職業において、清廉なイメージはたしかに求められる要素のひとつではありそうです。そうしたことから、日テレ側の主張はわからなくもありません。

では、笹崎さん側の 「ホステス経験で清廉性に欠けるというのは偏見」 という主張はどうなのか?

たしかに、「筆談ホステス」 で有名になり、区会議員になれた斉藤里恵さんなどを見ていると、ホステスという職業に対するネガティブなイメージは年々、薄らいでいるように感じます。

それならば勤務先がキャバクラの場合はどうなのでしょうか? 「ホステスとキャバ嬢は全然違う」 という意見もあるかもしれません。ならばさらに突っ込んでキャバクラよりもいかがわしい水商売が勤務先だったらどうなのでしょうか? 

このように考えると、一般的に 「水商売」 と称される職業において 「このラインまでが清廉である」 といえる境界線が不明である以上、「ホステス経験者は清廉性に欠ける」 という日テレの判断が 「誤りである」 と断言するのは酷のように思います。

実のところ、私は8歳になる娘がおりますが、この子が将来、「私、ホステスのアルバイトをする」 と言ってきたら、私は 「そうか。良い人生経験になるから、ぜひやってみなさい」 とは答えないでしょう。女の子をもつお父さんの多くは、私と同じ判断をするのではないでしょうか。

しかし、今後は娘が次のように反論してくる可能性があるのです。

「お父さん、ホステスという職業をネガティブに考えるなんて、頭が古いよ。有名な笹崎アナだって、元ホステスだよ。今は就職の際の履歴書のアルバイト経験欄に 『ホステス』 って書いてもマイナス評価にはならない時代なんだよ」

こう言われてしまうと、反論のしようがありません。

その意味において、今回の日テレの判断は、社会的責任が重いものだと言わざるをえません。

では日テレはどうするべきだったのでしょうか。

まず、内定通知をする前段階において、もっと綿密な身辺調査をするべきだったと思います。これが日テレの犯した第一のミス。

次に内定取り消しで訴訟となって世間の注目を集める前に、和解するべきだったと思います。これが第二のミスでした。早い段階で和解していれば、笹崎さんの過去は世間に知られないまま、彼女はアウアンサーとしてデビューできました。

訴訟にまでなってしまったら、世間は弱者を応援しますから、日テレには和解を受け入れるしか選択肢は無かったといえます。

結果として今回の論争では、 「ホステス経験で清廉性に欠けるというのは偏見」 という側が勝利したように見える形で終わりました。

インターネットの書き込みをみると、笹崎さんを非難する方もおられるようですが、私は笹崎さんに非は無いと考えます。日テレが内定を出してしまった以上、「内定取り消し」 を認めない姿勢をとり続けたのは当然のことです。

一方、日テレに対しては、訴訟となり世間の注目を集めてしまったことに、非があると考えています。

テレビ局は社会に対して大きな影響力を持ちます。その判断ひとつで、世の中の価値観を(良きにつけ悪きにつけ)変えてしまうかもしれません。今回、日テレは笹崎さんに内定を出した時点で、企業としての責任を負っています。日テレは自らの責任で世間を騒がすことなく火を消すべきでした。

報道によると、日テレの大久保社長は笹崎アナに関して 「はつらつとしていると高評価した」 とのことですが、本件がここまで注目を集めてしまったからには、本心はどうであれ、そう答えざるをえないでしょう。しかし、もし大久保社長が 「笹崎アナが注目を集めてくれるおかげで、視聴率が上がった」 なんて低次元のレベルで喜んでいるとしたら、そのセンスに疑問を感じます。
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