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白鳳、美しく勝つことへのこだわり

白鳳 プロフェッショナル

Twist (ペリカン)  - ペン
モスグリーン (ファーバーカステル) -  インク 

白鳳のこだわりのひとつ。それは土俵に上がるときサポーターやテーピングをしないことだ。
「プロである限りはサポーターをしない、きれいな体で土俵に上がっていうね。毎日同じ人が15日くるわけではないからね。その1日のために何時間もかけてくる人もいるわけですから。体のケアをするためだったら何でもするっていうね。それがプロとしての意識であり、お客様に対する感謝であり、常識であると思いますね」

NHK プロフェッショナル 「白鳳」
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私は子供の頃から、格闘技系はボクシングを除きあまり好きではありませんでした。なぜボクシングだけは興味あったかというと、当時、モハメッド・アリというスーパースターがいて、ボクシング界が異常な盛り上がりを見せていたからです。 (下の写真は 「キンシャサの奇跡」 と呼ばれる、1974年10月30日にザイールで行なわれたボクシング史上に残る伝説の試合。、アリがフォアマンを大逆転でノックダウンするシーン)
キンシャサの奇跡 アリ

スポーツの世界では、そのスポーツが最も面白かった絶頂期というものがあります。テニスだったら、ボルグ VS マッケンローの時代。ボクシングならアリの時代。いずれの競技もこうした絶頂期を越える面白い戦いは未だ出ていないと私は思います。

では相撲における絶頂期はいつだったのでしょう。私の生まれる前ですから想像になりますけれど、大鵬・柏戸の時代だったのかもしれません。 (写真の左が大鵬、右が柏戸)
大鵬・柏戸

そんなわけで、相撲というスポーツを私はあまり見ておらず、ゆえにアスリートとしての白鳳の何がすごいのかもよくわからないのですけれども、NHKの 「プロフェッショナル」 で放映された白鳳の特集は面白かったです。

私が感動したのは上述の箇所。相撲という厳しいプロ競技において、怪我を抱えない力士はいないでしょう。番組の最中、白鳳のトレーナーが明かしていましたけれど、実は白鳳も故障をいっぱい抱えているとのこと。

身体のことを考えれば、テーピングをして土俵に出た方が良いに決まっています。テーピングを外して土俵に上がるというのは、それだけ戦いでハンディを負うことになります。僅差で勝敗が決まるギリギリの世界ですから、通常の力士であれば勝利を優先するため、テーピングを外すことはしないでしょう。自分の生活、人生がかかっているのですから当然です。

しかし、白鳳は 「醜い姿で勝っても、それはプロではない。美しい姿で勝ってこそプロである」 という信念を持っているのです。その信念の根源は 「お客さんへの感謝」 とのこと。国技館まで足を運んでくれるファンに対してはもちろん、TVで応援してくれるファンに対して、力士は美しい姿で魅せねばならない。それが白鳳の 「美しく勝つ」というこだわり に結びついています。

「美しく勝つ」 という価値観は、日本人にはよく理解できるものだと思います。しかし、日本以外の国ではどうなのでしょうか。「美しかろうが醜かろうが、勝つことが一番大切」 という価値観が世界では主流のように思います。

そんな中、日本の国技である相撲の世界で、外国人の力士が 「美しく勝つ」 ということの大切さを理解し、実践してくれているというのは、ありがたいことです。白鳳こそ、真の横綱に相応しい存在だと思いました。
白鳳 不知火型

「鳳」 とは伝説上の大きな鳥とのこと。上の白鳳の姿は、まさに白い鳳、そのものではないでしょうか。その姿は強く、美しいです。


(追記)
日本人の根底に流れる思想、「美しく戦うこと」 については、以前、「藤原正彦教授とドゥンガ監督の価値観の差」 という稿でお伝えしたことがあります。ご参考になれば幸いです。
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