FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ポルトガルの魅力と美的感覚と。。。

玉村豊男 ポルトガル

ツイスト - ペリカン (ペン)
モスグリーン - ファーバーカステル (インク)


私は、ポルトガルが大好きです。焼き魚と米を食べるポルトガル料理に親しみを抱く日本人は多いと思います。(中略)
なによりも魅力的なのは、ポルトガルの人たちです。どの人も、ラテン系の民族とは思えないほどシャイで、昔の日本人のように慎ましい。

玉村豊男 : 今日よりよい明日はない

====================


私がまだ若い頃ですから、ずいぶん前のことになります、会社の常務を囲んだ食事会がありました。

その席で、元常務はこのように述べました。

「ヨーロッパは多くの国を訪れけれど、一番、嫌いなのはポルトガルだな。あの国はダメだよ」

この言葉を聞いたときは意外に思いました。なぜなら、私がそれまで訪れたヨーロッパの国で一番好きな国がポルトガルだったからです (今も変わりません)。

ポルトガルという国は、大航海時代に栄華を極め、それ以降は寂れてしまった国です。今も寂れています。しかし、その寂びれた感じが、私の感性にはピッタリはまりました。ヨーロッパにおいて、日本人の感性に最も近い国ではないかと思ったのです。

まず、玉村さんが指摘されているとおり、ポルトガルはヨーロッパでは珍しく、米と魚をよく食べる国です。

ヨーロッパでお米を使った料理といえば、スペインのパエリアや、イタリアのリゾットがありますけれど、両国において主食は米ではありません。ポルトガルでは、米は主食の位置づけですから、ランチタイムに街の食堂で定食を頼むと、メインディシュの横に白飯が(日本のそれとは違いますけど)添えられてきます。

また、国民性も玉村さんのコメントのとおり、一般的に大人しいです。隣国のスペインの方々とは、雰囲気がまるで違います(もちろん、サッカーのクリスチアーノ・ロナウド選手のように、熱いタイプの人もいます)。

リスボンの路面電車

上はリスボンの旧市街を走る路面電車の写真です。このように狭い空間を目一杯に使うセンスって、日本文化に通じるものが感じられないでしょうか。

私は日本をよく知るポルトガル人に会ったことがないのですが、おそらく彼らも日本とポルトガルの文化の相関性を感じておられるはずです。

さて、上述の元常務の話に戻ります。

その方は常務まで出世されたわけですから、一緒に仕事をしたことはありませんでしたが、仕事は優秀だったのでしょう。

しかし、これからは、ポルトガルの良さを理解できないような方は、出世するするのが難しい社会になってゆくのではないかと思うのです。

このことは、ちょっとわかりにくいかもしれないませんが、おつきあいください。

ポルトガルという国の魅力は他の西欧諸国と比べる場合、たしかにわかりにくいのです。なにしろ寂れていますから。そのわかりにくさに美を感じられるかどうかの鍵は、その人の「美の感性」が握っています。

サッカーに例えるならば、点取り屋のエースストライカーのすごさは、誰がみてもわかります。しかし、サッカーはエースストライカーだけでは勝てません。「点数」 という価値観だけでは評価できない、目立たないけれど良い仕事をする選手の存在がどうしても必要です。サッカー監督には、こうした 「目だたないけれど大切な選手」 を見抜く技量が求められます。

こうした技量は、「美の感性」 によるところが大きいと思うのです。なぜなら美の感性が高いレベルにある人は、一般の人が見過ごすようなところにも美を見い出すことができるからです。

企業の場合、経済が右肩上がりの時代であれば、会社におけるエースストライカーだけを調子よくさせておけば、業績も伸びたことでしょう。しかし、高度成長の時代が終わり、国際的な競争が激化する環境下では、メンバー全員の力を最大限に発揮させなけければ生き残れません。すなわち、サッカー監督同様、目だたないけれど良い仕事をする選手を見抜く力がトップに求められる時代、トップに「美の感性」が求められる時代になっている、ということです。

今年のイギリスのサッカー、プレミア・リーグを制したのはチェルシーでした。チェルシーの監督はポルトガル人のジョゼ・モウリーニョ。
モウリーニョ監督とポルトガル

私は彼のサッカーをよく知りませんが、ポルトガル人特有の美的センスが彼の成功要因のひとつではないかと思っています。
関連記事

コメント

非公開コメント

カレンダー
11 | 2018/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
381位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
哲学・思想
35位
アクセスランキングを見る>>
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。