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等身大の己を知ること

桜井章一の言葉

LAMY 2000 (M)     (ペン)
紺碧 ― パイロット (インク) 


桜井章一  : 人生を変える美しい勝ち方

「自信がない人」と「自信過剰な人」。まったく正反対に見える二人ですが、共通するものがあります。それは、ともに自分を等身大でとらえていないということです。自信とは、己を信じるのではなくて、等身大の己を知っているということなのだと思います。それが本当の自信です。等身大で己をとらえることがなぜいいのか? それは自分の限界がわかるからです。

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前稿に続きまして、「自信」 について考えてみたいと思います。

上述の言葉は、現役時代、無敗を通したという伝説を残しているプロ雀士の桜井章一さんによるものです。
人生を変える美しい勝ち方

私は麻雀をやりませんけれども、厳しい勝負の世界で戦い続けてこられた桜井さんの言葉に共感するところが多く、「なぜ羽生名人はコンピューターに負けても余裕なのか」 という稿で、桜井さんの言葉をご紹介したことがあります。

さて、前稿では、「自信」について次のようにお伝えしました。

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「実力の自分」 の10パーセント増しくらいの自信を装うのが、周囲との軋轢も生まず、精神的な負担もなく、プロとして持続的な成長を続けるのに適切なレベルではないかと考えます。
++++++++++++++++++++

ここで大切だと私が考えるのは、「自分の実力」 をどう判断するか、ということです。桜井さんの言葉に換えるなら 「等身大の己を知ること」 です。

「等身大の己」 を見誤ったまま10%増しの自信を装っても、成長はおぼつきませんよね。したがって、プロとして成長してゆくに際して欠かせない最も重要な要素は、「等身大の己を知ること」 ではないかと私は思うのです。

しかし、人間は自分の姿を直接見ることができないわけですから、等身大の己を知るというのは、大変難しいことです。

「三浦知良選手の強みは幽体離脱の能力にあり」 という稿でお伝えしたことがありますが、組織におけるビジネスマンは、なおさら自己を客観視するのが難しい環境にあります。この点はプロスポーツ選手をはじめとした、独立して生計を立てていかねばならない職業の方々とは異なります。

では、どうすれば、等身大の己を知る能力を磨くことができるのでしょうか?

私は、自らが工夫して、日々、思考訓練を積み重ねる以外にないと思うのです。

たとえば、将棋を指しているとき、自分が 「この局面は自分が苦しいな」 と思っても、将棋板をひっくり返して相手の側から見てみると、むしろ自分の方が優勢と感じることもあります。そういったことから、将棋や囲碁は、「相手の立場から自分を見ると、どう映るのか」 という能力を磨くのに役立つと言えます。

また、私はマジックが好きなのですが、マジックを演じることも幽体離脱能力を養うのに役立ちます。このことは 「子供の情操教育にマジックが良いとゲーテは考えた」 でお伝えしたとおりです。

このように、自らが意識しなくても、自然に客観的な視点を鍛えるのに役立つトレーニングもありますが、それ以外にも日常生活のちょっとした工夫で鍛える機会はたくさんあると思います。

例えば、美術館に行って、気に入った絵をじっと眺めてみる。自分がその絵を描いた画家本人になったつもりになって、「なぜこの題材を選んだのだろうか」、「どういう順序でキャンバスに筆を置いていったのだろうか」、「なぜこの箇所でこの色を使ったのだろうか」、といった思考訓練を重ねるのもひとつのやり方だと思います。

さらに言うならば、組織におけるビジネスマンの日々の仕事だって、全てトレーニングになるはずなんです。一本のメールを打つにせよ、「相手から見たらこの文はどう映るのだろうか」 ということを意識するか否かで、文体は微妙に変わってくるはずです。

しかし、忙しい仕事の時間においては、仕事の山を片付けることに追われてしまい、なかなかそこまで意識するのは難しいですよね。

そのように考えると、プライベートの時間に、軽い気持ちで、客観的視点を鍛える思考訓練を意識してみるのがよいのではないでしょうか。日々のちょっとした工夫の積み重ねが、やがて 「等身大の己を知ること」 につながると私は信じています。
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