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ウォーホルの偉大さに気づいた日

ウォーホルと千住 博

モンテグラッパ    : ピッコラ (F)
ファーバーカステル : ストーングレー

千住 博 : 芸術とは何か

質問 - もっとも尊敬する西洋画家は誰ですか

回答 - アンディ・ウォーホルは、おもしろい人生の人だったと思います。(略)私は、作品も大好きですし、身につけた靴や服の趣味も良いし、私としてはかなり高得点をつけたいと考えています。
毀誉褒貶の多い人ですが、絵を観る限り、まじめで正直で、センスも抜群。才能は相当あり、そのうえ、このダンボールに大切に取ってある手紙などからも温かみを感じるわけですから、意外かもしれませんが、私はウォーホルなら尊敬に値すると感じています。
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トップアーティスト、千住 博さんが、「尊敬する画家」について述べたのが上述の箇所です。「尊敬する画家」、ですから、ダヴィンチだろうがベラスケスだろうがピカソだろうが、誰を選んでもいいわけです。そんな中、千住さんが選ばれたのは、なんとアンディ・ウォーホル !  このチョイスは驚きました。

正統派アートの第一人者が「尊敬する」とまで褒め称えるウォーホルですけれども、恥ずかしながら、私はその良さを全然、理解できずにいました。

アンディ・ウォーホルについては、高校生の頃からその存在を知っていたのです。どうして知っていたかと考えると、それはおそらく彼が日本のコマーシャルに登場していたからではないかと思います。

ウォーホルが亡くなったのは1987年。私が浪人生の時でした。「えっ、あの変なオジサン、死んじゃったの?」と驚いたことを覚えています。アートに何の興味も無かった私がその死亡ニュースに反応したくらいですから、今考えても、知名度はかなり高かったのでしょう。

その後、私は少しづつ、アートの世界に興味を持つようになり、ウォーホルの作品も知るようになりましたが、「なんでこんな作品が高く評価されるのかな?」 という疑問が晴れることはありませんでした。

それが昨年、ある美術館で、ウォーホルのシルクスクリーンによる人物画を目にしたときです。「なんてカッコいいんだ!」 と、ついに目覚める時が来たのです!

それは、よく目にする、マリリンとかエルビスなどという有名人ではなく、名前も知らないオジサンを題材にした作品でした。きっとどこかの大富豪とか作家とかだと思います。「ウォーホルが手がけたら、ただのオジサンの絵が光り輝いて見える」 この発見は驚きでした。

一見、滅茶苦茶に見える色使い、線をズラして色を塗っていくことにより生じる混乱。普通の人が作れば醜い作品になってしまうところ、ウォーホル独特のセンスでまとめると、それがカッコイ作品に変貌してしまう。いや~不思議だなあ、と思いました。こんな絵なら、家に飾ってみたい、という気になりました。

ただ、ウォーホルの偉大さに気づいた、といってもまだ人物画だけです。キャンベルスープ缶の絵も、ニューヨーク近代美術館で観たはずなんですけれど、何も記憶に残っていません。。。
キャンベルスープ ウォーホル


けど、キャンベルスープ缶を今理解できないからとって、焦らなくてもいいや、と私は思っています。

ちょうど子供の頃、ピーマンやナスやセロリが嫌いだっただけれど、年齢とともにその美味しさがわかってくるように、アートも自分の心の成長とともに、楽しみの幅を広げてゆけるはず。

「いつか、キャンベルスープ缶の絵に感動する自分に出合ってみたい」という気持ちさえ持っていれば、アートの神様は自分に微笑んでくれるでしょう。大切なのは「ウォーホルなんてわからん!」なんて、扉を閉ざさないことですね。
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