50歳のオッサン、歯列矯正を終える

歯列矯正 ブラケット

妻は八重歯がもともとありまして、私は気にならなかったのですが、本人は気にしておりました。

子育てが一段落したこともあり、妻は矯正を四年ほど前に開始。歯がだんだん揃ってゆくのが嬉しいらしく、その様子をみて、私もやってみようと決意したのが三年ちょっと前。

私の場合ニッコリ笑顔するのも恥ずかしいほど、それはもう、上下ともにひどい歯並びでありました。困ったことに状況は年々悪化する一方で、歯ブラシがなかなか届かない歯もいくつか出てくるほど。

「この調子では20~30年後、虫歯や歯槽膿漏も多くなって美味しいものが食べられないかも」 という思いが熾烈矯正を決意した第一の理由です。

それとやはり、歯並びのひどいオジサンたち (自分もその一員でありましたが) を見ていて、「頭髪が薄くなったり、肌のシワやシミが増えるのは仕方ないとして、せめて歯並びくらいは整えないと見苦しいかもなあ」 と感じるようになったのが第二の理由。

この点は前稿の 「自分で自分をデザインする」 という内容にもつながる話ですね。

第二の理由は断じて 「歯並びを良くして女の子にモテたい」 というヨコシマな気持ちとは関係がありません (妻も時々このブログを見ておりますので、そう言わざるをえない状況ともいえます)。

ともあれ、実際に矯正をスタートしますと、噂に聞いていたとおり辛かったです。女性の場合、美しくなってゆく歯並びを見て元気が出て、そんな辛さも乗り越えられるのでしょうけれど、50歳を越えたオッサンはそんなものを見ても元気は出ません! 「こんなシンドイのカンベンしてほしいわ」 と逃げたくなりましたが、私の場合は上下でそれぞれ二本づつ (計4本) 歯を抜いてスタートした以上もう後には引けず、覚悟を決めてこの三年間耐え忍びました。

そしてめでたく、ついにブラケットと呼ばれる矯正器具 (トップの写真がその例) を取り外す日がやってきました。

妻は器具を取り外した日、「スッキリしてもう最高!」 とニコニコで、私もそうなると期待していました。しかし、結局、取り外した後も、器具を付け続けるんですよね。

下歯
下の歯はこんなワイヤー器具が歯の裏側に固定されます (本稿に掲載されている写真は、いずれも私のものではありません)。

上歯 リテーナー2
上の歯はこんな状態。

上歯 リテーナー
これはリテーナーと呼ばれ、この器具が上歯に装着されています。

リテーナーは取り外し可能で、当初1~2年の間は食事の時間以外は装着し続けなければいけません。歯が安定してきたら、日中は取り外せますが、就寝時には装着が必要です。

そうなんです、一生、器具から離れられないのです。そうしないと歯は毎日動きますから、きれいに揃う歯並びは維持できないのです。

口の中の違和感は以前付けていた矯正器具の時よりも減りましたが、依然として違和感ゼロというわけではありません。

そんなわけで、妻のように 「スッキリして最高!」 なんてとても思えませんでした。むしろ 「これ、一生続けるの?」 っていうかんじ。

まとめますと、高いお金と三年間という時間をかけて歯列矯正をやってみて、それに見合うベネフィットがあったかというと、私の場合、総合的にみて若干のプラスという思いです。女性はともかく、私のようなオッサン世代の方の場合、無理してやるほどのこともないと思います。

そんな私が矯正をやってみて良かったと思うのは次の点です。

1) 歯ブラシが全ての歯にきちんと届くこと
2) コカ・コーラのコマーシャルに出てくるアメリカ人の若者のように、大げさな笑顔をしたい気持ちになれること (笑う門には福来たり)
3) 歯を合計四本抜いたせいか、肩こりが激減したこと
4) 生活における様々な事柄について、キチンとしたい気持ちが強くなったこと

中でも、自分にとって一番大きなポイントは4)です。

「履き物をそろえると心もそろう」 という言葉がありますよね。歯並びを揃えたことで、履き物をはじめ机の上や引き出しの中など、無意識のうちに 「きれいに揃えたいな」 という気持ちが自分の中で強くなったように感じます。

「行動は習慣を作り、習慣は人格を作り、人格は運命を作る」 と言いますから、矯正をきっかけに 「揃える」 という習慣を徹底し、やがては 「凜とした人生」 につなげてゆきたいもの。

そのようにして将来、「矯正でお金と時間を費やしたけれど、今思えばあれは安くついたなあ」 と思えるようにせねばならぬ、と思っています。

オクラのジュースで血糖値を下げる

オクラのジュース

今回は私のお気に入り、オクラのジュースをご紹介します。

納豆、山イモ、オクラといったネバネバ食品は身体に良いと言われますね。このネバネバの正体はムチンや水溶性食物繊維のペクチンでして、胃などの粘膜を保護し、コレステロールを下げ、血糖値も下げる効果があるとされています。

このオクラジュースに興味を持ったきっかけは、2015年6月10日に放映された、NHKのためしてガッテン 「食べて糖尿病大改善!」でした

この番組によると、腸内の善玉菌を増やすことが、糖尿病対策に有効であることが近年の研究で明らかになったとのこと。善玉菌を増やす方法として、番組HPでは次のように述べられています。

++++++++++++++++++++
< 血糖値を下げる腸内細菌を増やす食品について >
腸内細菌は 「水溶性食物繊維」 を食べて増えていきます。水溶性食物繊維が多くふくまれる食品は、ゴボウやたまねぎなどの根菜類、キノコ類、ひじきやわかめなどの海藻類、納豆やオクラなどねばねばする食品です。
++++++++++++++++++++

これを見て、「オクラのネバネバだけを取り出して飲んだら効率的じゃないか」 と考えました。

作り方はこんなかんじです。

1) オクラ1パックを適当にスライスして1リットルくらいの水にさらします。
2) 半日から1日くらい冷蔵庫で置くと、ネバネバジュースができあがります。
3) これをザルで漉して容器に入れます (上の写真)。

調味料も何も入れません。あとはこれを水代わりに飲むだけ。

少し青くさいですけれど、かすかな甘味も感じられ、トロっとした喉越しも良く、私は好きです。

ペクチンだけを抽出するつもりなら、熱を加えた方が効率良いのですが、そうすると熱に弱いムチンが消えてしまいます。せっかくならムチンもとりたいので、私は熱を加えずにネバネバを抽出することにしています。

このオクラ、一日置いては抽出し、また水を加え、と繰り返して3回くらいは使えます。

最後の残ったオクラの実は、味噌汁に入れるなど、他の料理に使うことができます。

今日はめんつゆで3分ほど煮て、冷ましてから酢を加え、おろし生姜をそえていただくことにしました
オクラの残り実の活用

このオクラのジュース、妻に作ってほしいと繰り返しお願いしているのですが、めったに作ってもらえません。妻には、「普通の家庭なら、奥さんがご主人の健康を憂慮して 『あなたはこのままだと糖尿病になるから、このジュースを飲みなさい』 って言って作るものじゃないかな?」 と問いかけるのですが、全然効果なし。

「自分の健康は自分で守りなさい」 という無言のメッセージと理解しました。オクラの買出しからシコシコ自分でやらねばならない生活が続きそうです。

日本は医療後進国  健康診断の落とし穴

健康診断の落とし穴

Pen : Pilot - Custom Heritage 92 (M)
Ink : Pilot - Murasaki-Shikibu


早朝空腹時血糖値は、健康診断で検査するので、IFG (Impaired fasting glucose: 空腹時血糖異常) があれば、発見できるでしょう。これに対して、IGT (Impaired Glucose Tolerance: 耐糖能異常)、いわゆる食後高血糖タイプは、会社の健康診断では空腹時しか検査しないので、見過ごされます。
IGTのほうがIFGより、確率的には多いので、現行の健康診断のシステムには、問題があります。

ドクター江部の糖尿病徒然日記 
< 2015年11月18日:糖尿病あるいは境界型、早期発見のために >

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「血糖値との戦いが始まった」 という稿でお伝えしたとおり、現在、私は糖尿病境界型 (糖尿病予備群ともいいます) の状態でして、血糖値を落とすことが最近の趣味になっています。

やせ型体型の私は、「糖尿病は肥満の人がかかる病気」 と長い間、思いこんでいましたから、自分が糖尿病の一歩手前の状態であることを知り、ショックを受けました。それから糖尿病のことを勉強して様々なことを知るようになりました。

まず、糖尿病発症を発症する前段階として、人間の身体には 「血糖値の異常」 が生じます。この 「血糖値の異常」 を分解すると、「空腹時の血糖値異常」 と、「食後の血糖値異常」 に分かれます。

すると、全ての人間は、次の5タイプに分類できることになります。

A) 空腹時の血糖値が正常、食後の血糖値も正常 (正常人)
B) 空腹時の血糖値が正常、食後の血糖値が異常 (糖尿病境界型)
C) 空腹時の血糖値が異常、食後の血糖値が正常 (糖尿病境界型)
D) 空腹時の血糖値が異常、食後の血糖値が異常 (糖尿病境界型)
E) 糖尿病患者 (糖尿人)
* 私は現在、Bの状態です。

正常人 (=A) が糖尿人 (=E) に至るまでの経路は次のパターンがあります。

パターン1 : A → B → E
パターン2 : A → B → D → E
パターン3 : A → C → D → E

京都の高雄病院の江部康ニ先生によると、日本人の場合、パターン3は少なくて、ほとんどはパターン1か2だそうです。

ということは、「食後血糖値の異常」 の早期発見が、糖尿病予防の最大の鍵ということになります。
食後高血糖

ところが、日本の健康診断でチェックするのは 「空腹時血糖値」 のみであり、「食後血糖値」 は検査対象に含まれていません。掲題の江部先生の言葉どおり、現行の健康診断のシステムは大きな欠陥を抱えているのです。

厚生労働省の発表によると、糖尿病、もしくは糖尿病境界型に属する人は日本人の五人に一人程度とのことですが、本当はもっと多いはずです。なぜなら食後血糖値の検査をする方はほとんどいないからです。

糖尿病は、それ自体が直接の原因となって亡くなる方は多くありません。しかし、ガン、脳卒中、心筋梗塞などで亡くなる方の多くは、糖尿病、もしくは糖尿病境界型であることがわかっています。したがって、日本人の根本的な死因の第一位は糖尿病とも言えるでしょう。

国家が抱える膨大な医療費負担を削減するために一番早い対策は、食後血糖値の検査を充実させることではないでしょうか。政府な何をモタモタしているのかと思います。

糖尿病検査の他にも、現行の日本の健康診断システムには問題があります。

例えば胃ガン検診。日本での内視鏡 (胃カメラ) ではなくて、バリウム検査 (エックス線) が主流になっています。
バリウム検査

胃ガンの早期発見ということで考えた場合、内視鏡の方が圧倒的に優れています。どのみち、バリウム検査でひっかかったら 「では内視鏡で調べてみましょうか」 ということになるのですから、最初から内視鏡で検査すればよいのです。検診を全て内視鏡にすれば、胃ガンで亡くなる方は減るでしょう。しかし、厚生労働省の動きは信じられないほど遅い。2015年7月31日、日経新聞で次の報道がなされました。

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厚生労働省のがん検診のあり方に関する検討会は30日、市区町村が行なう胃がん検診について、これまで40歳以上で推奨してきたエックス線検査のほか、内視鏡検査も推奨するとの提言をまとめた。
********************

2015年にして、やっと胃の内視鏡検査の推奨が始まったところですので、バリウム検査から切り替わるまで、最低でも10年はかかるでしょう。いったい、厚生労働省は国民の健康を守る意思があると言えるのでしょうか?

内視鏡検査ということでは、大腸の内視鏡検査が一般化されていないという点も、大いに疑問を感じます。大腸ガンの初期段階で便鮮血陽性となったら、かなりラッキーでしょう。実際には検査で陽性と出たときには、ガンの進行が進んでいたというケースは多いのです。

しかし、内視鏡検査をすれば、高確率で初期の段階でも発見できます。今年も俳優の今井雅之さんが大腸ガンで亡くなられましたが、「内視鏡検査を受けておられれば、、、」 と思うと残念でなりません。

大腸ガンはすでに死因の上位に来ており、今後も増加傾向なのですから、医療費削減を目指すために、国が音頭をとって内視鏡検査を推奨すべきなのです。

以上、長々と述べましたが、日本の健康診断システムは大いに問題があります。「年に一度、健康診断を受けておけば安心」 という考え方は危ういと思います。

自ら情報を集め、お金と時間というコストをかけ、家族の健康を守るためにイニシアティブをとっていく必要があると私は考えます。

血糖値との戦いが始まった

血糖値との戦い

LAMY - サファリ 中字 : ペン
エルバン - グリーンとブルーのブレンド : インク

糖尿病はなぜアンチエイジングの敵なのか? それは、インシュリン自体が加齢を起こすホルモンだからです。インシュリンは出なくてすめば出ないほど良いというのが、今の考え方です。だから糖尿病の人はもちろん、現在日本に1000万人いるといわれる糖尿病予備群の人も、なるべく生活においてインシュリンが出なくてすむようなライフスタイルをとった方がいいのです。

坪田一男 : 老いに勝つ10の秘訣
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まさかこんなことになるとは思ってもみませんでした。

検査の結果、私は境界型糖尿病 (糖尿病予備軍ともいいます) であることが判明したのです。このままうかうかしていると完全な糖尿病になってしまう、危険な状態です。

糖尿病と聞くと、肥満体型の方がかかるイメージがあります。私はBMIが21でして、標準よりやや痩せ形のため、そこに油断がありました。

健康診断で糖尿病診断の目安となる、空腹時血糖値とHbA1cは次のような推移をたどっていました。

2009年 105 mg, 5.8%
2010年 105 mg, 6.0 %
2011年 103 mg, 5.4 %
2012年 106 mg, 5.4%
2013年 115mg, 5.7%
2014年 110mg, 5.5%
2015年 115mg, 5.8%

だいたい似たようなレンジで推移しています。

標準値は、それぞれ、70mg ~ 110mg、~6.0% なので、健診後は医師から 「ちょっと血糖値が高めですけれど、運動量を増やせば大丈夫でしょう」 というコメントをもらっていました。

そこで、ここ数年は糖質の多い、ビールや日本酒は涙ながらに極力避けて、さらに夕食時は炭水化物を採らないようにしてきました。

それでも、テレビや新聞で 「かくれ糖尿病に該当する人が増加している」 という報道を見て気になり、医師に相談のうえ、先週、ブドウ糖負荷試験 (75g OGTT) を行ってみました。

これは水に溶かした75gのブドウ糖を飲んで、時間経過によりどれだけ血中に糖が出るかを測定するものです。その結果は次のようになりました。

0 分  96 mg
30 分 189 mg
60 分 217 mg
120分 179 mg
180分 94 mg

この結果をみたとき、その数字の意味するところを私は理解できませんでしたが、調べてみて次のことがわかりました。

・ 60分の値が180 mgを越える人は、糖尿病に移行する可能性が高い
・ 120分の値が200 mgを越える人は糖尿病型、140mg~200mgの人は境界型

180mg 以上の状態は、体内では吸収できないほど糖が溢れており、尿を通じて糖を出さざるをえないという異常な状態です。

糖が体内で溢れかえっているときは、血管が著しく傷ついているわけで、結果として老化が進みます。

今回の検査で体内に注入された75gのブドウ糖は、ごはん茶碗1.5杯の糖質量に相当します。食パンですとわずか1枚。実際の食事では、この他にもジャガイモやデザートなども食べているわけですから、長年にわたり、私はほぼ毎食後、尿を通じて糖を出していたことになります。

無知というのは恐ろしい。自分は無知ゆえに、一体、何年寿命を縮めてしまったことでしょう。

ご参考までに、日本糖尿病学会は、次の診断基準を定めています。

糖尿病型 : 空腹時血糖が126 mg以上、または、ブドウ糖負荷試験の2時間値が200mg 以上
正常型 : 空腹時血糖が110mg以下、かつ、ブドウ糖負荷試験の2時間値が140mg 以下
境界型 : 上記のいずれにも該当しないもの
糖尿病の診断

私の場合は境界型となります。

この検査結果が判明した後、私は糖尿病についてずいぶん勉強しました。そして血糖の状態が正常レベルに落ちるまで、次の食事制限をする決意を固めました。

・ 糖質の摂取を大幅に減らす。一食あたり20mg  (ごはん茶碗半分弱) 以内を目標にする。
・ 炭水化物は夕食のみならず、基本的に朝食も昼食も採らない。
・ ビールや日本酒は、時々飲んでいたけれど、今後は完全にストップする。
・ フルーツやデザートも完全にストップする。

このようにして、最終的には次の目標達成を目指します。

・ 食後の最大血糖値は160mg以内とする。
・ ブドウ糖負荷試験の2時間後の数値を120mg以内とする

この目標を達成するためには…… もう、大好きな寿司も
日本橋 次郎

ラーメンも
黄金の塩らぁ麺

カレーも
カシミールカレー デリー

食べられない、ということ。

大福もチーズケーキも食べられません。

もしかしたら、これらの好物を、一生食べられないかもしれないと思うと、気を失いそうになります。

しかし、それでも、焼酎やウイスキーは飲むことができます。ステーキも食べられます。刺身も食べられます。豆類も糖質は少ないので、納豆も食べられます。

それだけで 「ありがたい」、と思わねばなりません。

これからの人生、1パックの納豆の中に、自分はどれだけの幸せを見出せるか。
納豆

まるで、竜安寺の石庭を見つめて、そこに宇宙の真理を見出そうとした禅僧の気分です。
龍安寺石庭
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